掲載日 : [19-08-28] 照会数 : 12779
反差別条例成立へ前進…川崎市パブコメ賛成意見が多数
[ 福田市長の公式サイトより ]
【神奈川】ヘイトスピーチを含むあらゆる差別の根絶を目指す「(仮称)川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」(素案)に賛成する意見が反対を上回った。川崎市の福田紀彦市長が19日、記者会見で明らかにした。
9日の締め切りまでこの1カ月間に寄せられたパブリックコメント(意見公募)は1万8000通を超えた。市のパブリックコメントととしては過去最高。
福田市長は「賛成が多いか反対が多いかを問うものではないことが前提だが、条例に賛成を示すものが多いと聞いている。賛成でも反対でも(受け止めるべき意見を)しっかり受け止めていく」と話した。
条例は「不当な差別的言動」のうち、公共の場所におけるもので、態様の悪質なものに限って中止勧告、中止命令に違反したときに50万円以下の「行政罰」を設けている。12月議会に提出する。