掲載日 : [22-06-02] 照会数 : 6731
韓国 統一地方選で与党圧勝
[ 与党優勢との出口調査結果を見て喜びに沸く「国民の力」の幹部ら(国会写真記者団)=1日、ソウル(聯合ニュース) ]
[ 与党優勢との出口調査結果を見て厳しい表情を見せる「共に民主党」の幹部ら(国会写真記者団)=1日、ソウル(聯合ニュース) ]
韓国で1日、統一地方選が投開票され、17の広域自治体首長選で与党「国民の力」は12カ所、最大野党「共に民主党」は5カ所で当選を決めた。
中央選挙管理委員会の2日午前7時時点の開票結果によると、国民の力の候補は首都圏3カ所のうちソウル市と仁川市で勝利した。ソウル市長に現職の呉世勲氏、仁川市長に元職の劉正福氏がそれぞれ当選した。同党は忠清北道、忠清南道、世宗市、大田市の忠清圏4カ所をすべて確保したほか、大邱市、慶尚北道、釜山市、蔚山市、慶尚南道、江原道でも勝利した。
大激戦が予想されていた京畿道知事選は、共に民主党の金東ヨン氏が国民の力の金恩慧氏に競り勝った。共に民主党は光州市と全羅南道、全羅北道、済州道でも勝利した。
統一地方選とともに国会議員の補欠選挙も7選挙区で実施され、与党が勝利した。国民の力は4議席を守ったほか、共に民主党から1議席を奪った。共に民主党は3議席のうち2議席を守った。
首都圏では、共に民主党の李在明氏が仁川市の選挙区で初当選。京畿道の選挙区では国民の力の安哲秀氏が当選を決めた。次期大統領選をうかがう両氏は今後国会で活動する。
これで国会の議席数は国民の力が114議席、共に民主党が169議席となった。
226の基礎自治体首長選では国民の力が145カ所、共に民主党は63カ所を確保した。