西村明宏・日韓議員連盟事務局長(自民党・衆議院議員)
日韓議員連盟の前身である日韓議員懇親会が結成されてから50周年だ。この半世紀、両国の議員がつねに話し合いを続けながら友好関係を築き上げてきた。
現在、関係が冷え込んでいるが民団の皆さんとも知恵を出し合いながら、課題を解決していきたい。
かつて、朝鮮通信使の世界遺産登録へ向け、日韓両国の議員が協力して実現した。このように両国が力を一つにしていくことをこれからも継続していくべきだ。
両国国民の信頼関係を深めていくためにも日韓議員連盟は今後も努力していく。
河村健夫・日韓親善協会中央会会長
今年こそは、日韓関係を改善させようという強い決意を持とう。日韓親善協会はつねに民団と最も近い関係を持ちながら、韓日草の根交流の先頭に立っている。
1998年の日韓パートナーシップ宣言の精神である未来志向で進むという声を高めていきたい。 政界は引退したが、民間交流が最も大切であり、そのためにも日韓親善・友好を一層発展させていくためにも、皆さんの支援をお願いしたい
白眞勲・立憲民主党 参議院議員
過去、さまざまな差別を民団が一つひとつ運動をされて改善して下さった。その中でやっと最近、少し良くなってきたかなと思っていたところ、最近出てきたのがヘイトだ。
5年前に仲間とともに法律を作ったが、まだまだ改善の余地がある。この件について、しっかり考え取り組んでいくべきと思っている。
日韓関係は往来はできなくてもドラマや音楽・文化の交流が盛んであり、民間は活発化しているにも関わらず、政治が足を引っ張っている。その中でも、最も心配しているのは在日の皆さんだ。私たち政治家こそが今年、関係改善への努力をしていくべきだ。
竹谷としこ・公明党参議院議員
公明党も冬柴元幹事長の時代から、民団の皆さま方からご意見を頂戴しながら外国人地方参政権の法案を作りました。また5年前に施行されたヘイトスピーチ対策法案を作り、各党に呼びかけてご理解、ご協力をいただいて成立に至るまで尽力してきました。
これからも韓日・日韓友好のために民団の皆さまとともに力を合わせて、皆さまが日本社会で安心して安全に暮らしていけるように山口代表を先頭に公明党は団結して力を尽くしていくことを誓う
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鈴木宗男・日本維新の会参議院議員
永田町にきて52年。日本には真の保守が必要として議員活動を行ってきた。日本には「遠くの親戚より近くの他人」ということわざがある。日本と韓国との間には色々と困難な問題が横たわっているが、国どうし引っ越しなどはできない。互いに折り合っていくしかない。
植民地支配はあってはならないし、やってはならないこと。未来志向の日韓関係構築へ、何十年たっても反省し、生きていくしかない。日韓が手を組めば世界の安定に貢献できる。
笠井亮・日本共産党衆議院議員
オミクロン株の感染拡大が続いている。在日韓国人ばかりか日本に住むすべての人に政治の手を差し伸べなければならない。
この社会に差別と分断があってはならないし、ヘイトは根絶しなければならないし、定住外国人の地方参政権は当然の権利だ。平和と友好、多様性と個人の尊厳を大事にこれらの問題の解決に取り組んでいきたい。
日韓関係は1998年の日韓パートナーシップ宣言の精神に立ち戻らなければならない。民団と共に手を携え頑張っていきたい。
福島みずほ・社民党党首(参議院議員)
インターネットを含めたヘイトスピーチはなくなると思いきや、逆に増えている。差別はまだまだ多くある。そのことを一緒に解決していきたい。日本社会が共生社会になるよう頑張っていく。
韓国の法制度からは学ぶべきことが多い。国内人権救済法は韓国にあるが日本にはない。韓国が批准している女性差別撤廃条約も日本はまだだ。
外国人との共生社会構築に向けて日本社会こそが変わっていかななければならない。日本のなかの政治と社会を変えていく。