掲載日 : [22-03-01] 照会数 : 7384
韓日友好と後継者育成に尽力…三一節103周年中央記念式
[ 万歳で記念式を締めくくった参席者 ]
[ 記念辞を述べる姜昌一大使 ]
韓半島全域で「大韓独立万歳」を叫び、日本の植民地統治に反対した「己未3・1独立宣言」103周年中央記念式典が1日、韓国中央会館で開かれた。
昨年に続き、新型コロナウイルスの関係でソーシャル・ディスタンスを講じ、参加者を民団中央、東京本部、中央傘下団体の役員、公館などに限定し75人が参席した。
東京本部の李壽源団長は開会辞で「コロナ禍のため、ここ2年間、民団は各級組織で行事も中止または内容変更を強いられた。民団の原点は団員であり、団員がともに集う支部といえる。苦しいときほど支部に集まり、力を合わせて支部を盛り上げることをお願いします」と呼びかけた。
申大永東京本部副団長が「己未独立宣言書」を朗読した後、姜昌一大使が壇上に立った。
姜大使は「3・1節の導火線となったのがここ東京で留学生たちが決起した2・8独立宣言だ。その意味でも、この地での記念式に参加でき、誇らしさを感じる」としながら、「韓日関係の悪化が続いており、最も辛い思いをしているのが在日同胞だということをよく知っている。一日も早く関係が正常化されるよう、大使館としても努力していく」と述べた。
中央本部の呂健二団長も「民団は昨年、75周年を迎え、改めて自由民主主義を守り、韓民族による生活者団体として、日本社会の多民族・多文化共生社会をめざし、多様なニーズに対応していくことを確認しあった」としながら、「在日同胞の死活問題でもある韓日関係は出口の見えない迷路にあるが、私たちは韓日の懸け橋を自任し、民間レベルの努力を辛抱強く展開していく。あわせてこの時代を担う次世代の育成に努力していく」と強調した。
この後、①3・1精神を継承し、韓半島の平和と発展に寄席②在日同胞の生活と権益を守り、多文化共生会社会を実現③在日同胞社会のアイデンティティー確立と後継者育成に尽力④ヘイトスピーチを根絶し、韓日友好増進に積極寄与-との決議文を呉永錫東京本部議長が朗読し、李団長が採択した。
最後は同本部、安容範監察委員長の閉会辞につづき、郭成浩副団長の音頭による万歳三唱で締めくくった。