掲載日 : [18-07-12] 照会数 : 8988
人権白書連続講座始まる…宮城
書籍『在日コリアンの人権白書』の執筆者を講師にした講演会が12日、民団宮城県本部で開かれ、同胞ら約60人が参加した。
金政郁団長は主催者あいさつで「全国に先駆けて今日と30日に人権問題を学ぶ。皆さんの役に立つ有意義なものにしたい」と述べた。
講演の趣旨について民団中央本部の李根茁人権擁護委員長(副団長)は「差別状況を変えようと声をあげた同胞の闘いが、世の中を変えてきた。日本自ら率先したことはない。さらなる人権向上に向けてともに学び実践しよう」と強調した。
講演は殷勇基弁護士が「在日コリアンの人権-法的地位と国籍」、張界満弁護士が「過去の差別実態と民団の権益運動」について実例を紹介しながら、参加者らの共通認識を深めた。