掲載日 : [22-02-10] 照会数 : 7852
韓日の懸け橋を誓う…YMCAで2.8独立宣言103年式典
[ 開会辞を述べる鄭順葉理事長 ]
[ 在日韓国留学生連合会の尹竣泳会長が2・8独立宣言を朗読 ]
[ 在日韓国青年会中央本部の鄭昇栄会長による万歳三唱 ]
2・8独立宣言第103周年記念式が8日、在日本韓国YMCA(鄭順葉理事長)で開かれた。昨年に続き、今年も新型コロナウイルス感染拡大の関係で招待者を30人程度に制限した。あわせてライブ中継によるハイブリッド形式とした。
鄭理事長は開会辞で「祖国独立のために献身した愛国先輩烈士の方々にあらためて感謝と敬意を表し、硬直した韓日関係が未来志向的な協力関係へと速やかに回復し、次世代が明るい未来に向かえるよう共に歩んでいこう」と述べた。
韓国政府を代表して国家報勲処の李南雨次長はビデオメッセージを通して、「自主独立の夢を託した2・8独立宣言の精神を振り返り、我々が直面している危機と挑戦を克服し、より良い未来へと進む大切な契機となることを願う」と強調した。
姜昌一駐日韓国大使もビデオメッセージで「学徒義勇軍をはじめ、経済発展、ソウル五輪、IMF金融危機、そして最近のコロナ危機に至るまで、祖国の重要な時期ごとに在日同胞が示した愛国心と祖国に対する寄与の中には、2・8当時の先輩方の崇高な精神が継承されているを感じる」としながら、「こうした先輩方の崇高な愛国精神が無駄になることのないよう、子孫のためにより良い韓日関係構築へ努力していく。そのためにも共生と協力を追求し、在日同胞の生活を困難にしている様々な懸案に継続的かっ根気よく取り組む」と述べた。
在日韓国留学生連合会の尹竣泳会長が2・8独立宣言を朗読した後、民団中央本部の呂健二団長(鄭夢周副団長代読)が「在日韓国人は、韓日の懸け橋の役割が与えられていることを自負し、今後も韓日の新時代を志向して、新時代を担う次世代の育成のために尽力することを誓う」と示した。
最後に、在日韓国青年会中央本部の鄭昇栄会長による万歳三唱で締めくくった。