掲載日 : [21-12-07] 照会数 : 6591
奈良本部が集中家庭訪問活動…団員との接点復活へ
[ 139世帯を訪問した奈良県本部の「ネットワークを作ろう!奈良県本部家庭訪問活動」 ]
【奈良】民団奈良本部(李勲団長)は11月29日までの3日間、「ネットワークを作ろう!奈良県本部家庭訪問活動」を実施した。コロナ禍の影響で昨年から今年10月までは行事の中止または延期となり、団員との接点が減少していることを踏まえて、今回の集中活動に踏み切った。
団員と同胞たちの把握を図り、慰労と激励も兼ねて団員と顔を合わせることを目的とし、27日は奈良支部、28日は生駒、郡山、桜井の各支部、29日は北葛支部と、日替わりで訪問地区を変えた。
中央本部から李清鍵組織局長をはじめ、専従者4人のほか、地元婦人会常任顧問の劉代永婦人会中央会長も加勢し、本部、支部、婦人会の幹部合わせて総勢21人で団員宅を訪問した。
各家庭にはマスク、民団オリジナルのエコバッグ、消毒液、文具のほか、来年2月に実施する第20代大統領選挙・在外投票の広報資料などを配布した。
活動者は民団オリジナルのジャンパーを着て一組3~4人で4チームに分かれて訪問活動を続けた。
3日間にわたり139世帯を訪問し、85世帯と面談が実現した。
団員との接点を拡大するため、①団員情報の更新②分家した子弟の居住地把握③災害時の緊急連絡先となる携帯番号の把握④民団への要望や意見の聴取‐などが大きな目的だった。
同本部管下には500世帯あまりが住むが、その多くは高齢家庭。ここ数年、家庭訪問活動を展開していなかったため、民団と疎遠になった同胞も少なくなかった。
久方ぶりの対面も多く、「民団への協力と、訪問はいつでも歓迎する」と好反応を見せる団員もした。
3日間ともに活動を展開した劉代永会長は「十数年ぶりに再会した家庭では大歓迎され、おみやげもいただき、同胞の温かみを実感した。家庭訪問は焦らずに細く長く続けていくことが大事」と述べていた。
夫哲教監察委員長も「民団、婦人会が一つになっての家庭訪問は初めての経験であり本当に良い体験だった。同胞の皆さんの反応が悪いのかなと思いきや、温かく迎えてくれたのに正直驚いた」とし、「ネットが主流の時代だが、人と人との関係は、やはり直接会って話する事が一番大事な事だと痛感した」と団員との対面の大切さを述べていた。