掲載日 : [21-12-23] 照会数 : 7978
次世代3000人に教科書と菓子送る…民団中央
[ 発送作業をするスタッフたち ]
民団中央本部は韓国語と韓国文化に関する教材を全国の在日同胞青少年3000人に送った。コロナ禍でこの2年間、オリニジャンボリーなど、在日同胞の次世代対象事業が中止、あるいは縮小を余儀なくされていることから、家庭内での民族教育のきっかけになればと文教局が企画した。
対象は1歳から18歳の高校生まで。民団とはかかわりなく地域で独自に活動している団体も含めた。
配布物は韓国語と韓国文化の教科書、在日同胞の歴史関連教材などで、対象年齢によって異なる。一緒に菓子・食品も同封した。
発送には青年会OBや学生会メンバ‐、留学生ら20~30代の青年がボランティアとして参加。15から20日までの1週間、箱詰め作業と発送に携わった。
留学生からは「民団がこんなことまでやっているなんて知らなかった。びっくりした」といった声が聞かれた。
民団中央本部には「教材が届いた」というお礼の電話が届いている。徐順子文教局長は「発送作業を通じてボランティア参加者のネットワークを構築できたのはうれしい誤算だった」と振り返った。