掲載日 : [19-05-23] 照会数 : 14654
ソウルー東京 日韓友情ウオークがゴール…53日間の旅を終える
[ ゴールを果たし抱き合って喜び合う遠藤靖夫・日本隊長ら韓日のウオーカー ]
[ 元気なポーズで日比谷公園に到着したウオーカー ]
[ 53日間、2000㎞の旅を終えた韓日のウオーカー ]
4月1日にソウルを出発した「第7次21世紀の朝鮮通信使 ソウルー東京友情ウオーク」の韓国・日本・在日ウオーカーが23日午後3時頃、53日間の行程を終え、ゴール地点の東京・日比谷公園に到着した。世界記憶遺産に登録されてから、最初のウオークだったこともありソウルから東京までの延べ参加者は前回(2017年)より約1000人多い、3792人に達した。
ソウルから東京までの全行程を歩いた完歩者は韓国隊が6人、日本隊が10人(在日含む)だった。ソウル~釜山、大阪~東京の本隊は37人だ。
53日間で約2000キロを歩き、「朝鮮通信使」のユネスコ「世界記憶遺産化登録」にあわせ、草の根レベルの韓日民間交流を両国で広くアピールした。
この日、午後1時、品川からは民団中央本部の呂健二団長ら役職員もウオークに加わり、ゴールを共に喜び合った。
皇居を経由し、隊列が日比谷公園に到着すると、民団や婦人会の東京本部、東京日韓親善協会の保坂三蔵会長、柏の葉ウォーキングクラブのメンバーら100余人が「ソウル〜東京ウオーク2000キロ歓迎」の横断幕を掲げ、大きな歓声で出迎えた。民団大田支部も農楽隊を構成し壮快な演奏で華をゴールに添えた。
今回3度目の参加も完歩した最年長は85歳の金承南さん(大阪・生野区)。60歳からマラソンを始めて今でも年に数回マラソンを走る強者でもあり、ゴールでは参加者全員から大きな拍手と歓声が送られた。
遠藤靖夫・日本隊長は到着宣言で「韓日両国で多くの方に歓迎された。市民レベルではとても温かい交流が根強いことを痛感した」としながら、「出発したのが新元号が発表された4月1日、そして、令和となった5月1日に京都に到着した。これも両国善隣友好への大きな縁と言えるのではないか。朝鮮通信使が両国友好のシンボルであったように、令和が、新たな韓日友好親善のスタートになることを願う」と述べた。
民団中央の呂健二団長も「来年はこのウオークは行われないが、東京五輪の年。成功に向けて一緒に何かやりましょう」と呼びかけた。