掲載日 : [23-03-06] 照会数 : 4712
青年会新会長に權亮洛氏「地方活性化進める」
青年会中央本部(鄭昇栄会長)の新会長に權亮洛氏(前副会長、29)が就任した。第45回定期中央大会は2月26日、東京港区の韓国中央会館で開かれた。大会は全国から代議員74人中60人が出席して成立した。
權会長は兵庫県出身。青年会とは地元の成人式に参加したことがきっかけで関わりができ、兵庫本部で会長などを歴任。昨年から中央本部の副会長を務めていた。中央では非常勤で勤務する。
22年度組織現況報告によれば、2022年1月31日現在、地方本部として機能しているのは8カ所。17地方本部が機能していた16年と比べると半数に減少しており、弱体化は否めない。一方、各地方本部では近年10、20代の参加者が増え続けており、幹部の若返りが進んでいることは明るい材料となっている。
昨年は9月に中央本部結成45周年を記念しての「コリアンユーストラベル」を長崎で実施。2泊3日の大衆事業に103人が参加した。100人を超える事業は3年ぶり。このうち、17人が新規青年だった。
23年度は地方活性化の推進を重点方針に掲げた。各地方本部を巡回し、幹部研修会を実施するなどして活動をサポートしていく。第1回研修会は6月の予定。最終的な日程は全国会長会議で決めていく。第2回は9月、韓国国内で予定している。
權会長は「実働地方に寄り添い、研修を通して幹部候補を発掘するなど、組織力の底上げを図りたい。休会本部も可能な限り再建していく」と足元重視の姿勢を表明した。
役員改選で鄭昇栄前会長は代表監査に就任した。