【奈良】民団奈良本部(李勲団長)は、団員の生活に密着した問題に対応するため5月27日、全国の地方センターとして20ヵ所目となる「みんだん生活相談センターなら」を開設した。
みんだん生活相談センターの金昭夫所長は「同胞の生活に直結する切実な問題に適切に対処するため、2007年に中央に開設した。弁護士、税理士、司法書士など43人の専門相談員が在籍している」と述べ、「奈良本部は同胞数が3300人と少なく、同胞同志の集まりが難しいが、生活相談センターの役割は重要だ。同胞の拠り所となり、着実に実績を重ねてくれることを願う」と期待を寄せた。
専門相談員の金紀子司法書士は相続に関して「手続きの中でいろいろ問題が起ってもあきらめずに、専門家に相談する窓口として生活相談センターを活用してほしい」と呼びかけた。
開設式には、民団奈良県本部の李勲団長、婦人会中央本部の劉代永会長、同奈良本部の權英孝会長ら約20人が参加した。