韓国外交部は6月28日、東京で韓日外務次官による戦略対話を開催し、両国関係や北韓問題などについて意見交換したと発表した。
韓国の金烘均・第1次官と日本の岡野正敬・外務次官は外交、経済、文化、人的交流などあらゆる分野で両国関係の改善しているとし、来年の韓日国交正常化60周年を迎え、両国関係を一段と飛躍させるため、緊密に協力していくことを表明した。
岡野次官は、今回の戦略対話が両国関係だけでなく、地域及びグローバルな問題について深く意見を交換する機会となったと評価し、隣国として今回の議論の結果を基に協力を強化していくと述べた。
両氏はロシアのプーチン大統領の訪北を契機に、ロシアと北韓が国連安保理決議違反である軍事協力を強化することにしたことについて、地域及びグローバル安全保障を脅かす行為として懸念を表明した。また、6月20日に韓日外務相が電話協議で緊密な協力を行っていくことで合意したことを再確認し、北韓の脅威を抑制するため、国際社会と連帯し、韓日・韓米日間で緊密に連携する必要があるとの認識を共有した。
また、両次官は、佐渡鉱山の世界文化遺産登録など韓日間の主要な懸案事項についても議論し、両国関係発展のモメンタム(勢い)を継続するために共に努力していくことにした。
金烘均次官は戦略対話後に日本の上川陽子外相を表敬訪問し、韓日関係の発展に向け、外交当局間で緊密に意思疎通することを確認した。