
【三重】民団三重本部(洪光子団長)は、桑名市内のこども食堂に韓国食品(ラーメン1360個、韓国のり3060個)を寄贈、一般社団法人三重韓国教育会(金徳俊理事長=民団三重本部議長)も寄付金10万円を寄贈した。
寄贈式は4日、同市内の福祉会館で行われ、洪団長はじめ金理事長、呉相龍同本部監察委員長、尹拓根同本部副団長、尹栄子婦人会三重本部会長らが同席した。寄贈にあたり、洪団長は「民団はいろんな行事を通して、地域の皆さんと共生のもと、韓日の架け橋として活動している。今年は韓日国交正常化60周年という意義ある年であり、地域に少しでも役立ててほしい、という気持ちで今日の日を迎えた。これからも両国の交流に尽力していく」と挨拶した。金理事長も「地域で活躍しているこども食堂の皆さんの手伝いになれば、という思いでいっぱいだ」と述べた。
寄贈を受けた川瀬みち代社会福祉法人桑名市社会福祉協議会会長は「心のこもった寄贈品をうれしく思う。将来を担う子どもたちや生活困窮世帯の人たちに、有効に使わせていただく」と謝辞を述べた。また、NPO法人太陽の家の対馬あさみ理事長(桑名こども食堂ネットワーク代表)からも「夏休みに入るので、今日の寄贈品はとてもありがたい」と感謝の声があった。
5年前のコロナ禍の中、民団三重本部では留学生が多い大学を中心に寄贈してきたが、今年は留学生の在籍が無く、初めてこども食堂に寄贈した。
現在、桑名市内のこども食堂は14カ所。