掲載日 : [21-02-15] 照会数 : 11298
福島県沖地震 同胞の自宅や店舗にも被害
[ オフィス家具などが散乱した民団福島本部事務室 ]
[ あすか信用組合郡山支店のようす ]
[ 団員の安否確認を行う孫団長と事務局 ]
[ 民団福島が13日、日頃苦労されている医療従事者にリンゴの差し入れをした矢先だった ]
[ 天井が崩れ落ちた孫団長が経営するパチスロ店 ]
13日に福島県沖で発生し最大震度6強の揺れを観測した地震で、福島県や宮城県の民団や同胞の家屋や事業所にも影響が広がっている。
民団福島本部(孫哲鎬団長=郡山市)会館は1階に店舗を構えるあすか信用組合郡山支店、2階の民団本部事務所内は事務機器や家具が倒壊し、一時は停電状態となったが翌日朝には復旧した。
事務局では14日早朝に孫団長をはじめ職員全員が出勤し団員の安否確認を行っている。15日現在、人命に関わる大きな事故は出ていないが、団員の自宅、営業店舗等に被害が出ているようだ。
孫団長が経営する郡山市内のスロット遊技場も天井が崩れ落ちるなど営業ができない状態となっている。
15日現在、民団福島本部の報告によると中通り地区(郡山市を中心とした県北、県中、県南地域)が最も多く被害が出ている。家屋や店舗の破損やひび割れ、水漏れをはじめ、家財道具の破損など105軒。浜通地区(いわき市と相双の県東地域)は26軒で店舗のひび割れと破損や家財道具の破損となっている。会津地区(県西地域)も被害は小さいながら、15軒で家財道具の倒壊による破損などとなっている。
民団福島では13日、日頃苦労されている医療従事者に少しでも元気をと、総合南東北病院と星総合病院にリンゴの差し入れをした。地震はこの矢先だった。予定では15日にも会津の病院を訪れる予定だった。
民団宮城本部(金政郁団長)でも14日、職員全員が出勤し団員の安否確認を行っているが、本部会館内の事務室の壁がひび割れし、同会館1-2階にある、あすか信用組合仙台支店2階の壁面もひび割れしている。また、仙台市内の同胞宅では配管が破壊し、韓国料理店のキムチ工場は家財と扉が損壊した。