文在寅大統領は20日(米東部時間)、米ニューヨークの国連本部で開かれた持続可能な開発目標(SDGs)推進のためのハイレベル会合「SDGモーメント」で演説し、「人類が国境を越えて協力することこそ危機克服の第一歩」と述べ、「韓国国民は皆が安全でなければ誰も安全ではないという『誰も疎外されない』包容的国際協力の旅路において、頼もしいパートナーとしていつも共にする」と語った。
国連総会出席のため19日に訪米した文大統領は同会合で首脳として唯一演説した。
文大統領は「互いにつながる共同の実践」を呼びかけ、新型コロナウイルスワクチンを巡る協力、環境に配慮した経済回復を目指す未来志向の戦略「グリーンリカバリー」、デジタル格差解消に向け、韓国が役割を果たすことを約束。グローバルワクチンハブの一軸としてワクチンの普及と支援に尽くしていくと表明した。
また、持続可能な発展に向け第4次産業革命時代の新技術を積極的に活用しながらも、デジタル技術やインフラが生む新たな格差と不平等の解消のため「包容的なデジタル転換とグリーン転換を成し遂げるべき」と訴えた。
会合には世界的人気を誇る韓国の音楽グループBTS(防弾少年団)が「未来世代と文化のための大統領特別使節」として出席した。文大統領は「BTSと共にするこの場が、持続可能な発展に向けた未来世代の善なる意思と行動を結集する契機になることを願う」と述べた。
【聯合ニュース】
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https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210920001400882