掲載日 : [21-09-21] 照会数 : 7665
韓日祝祭ハンマダン、パワーアップしオンラインで繋がる
韓国人と日本人が一つになって作り上げていく最大規模の韓日交流イベント「第13回韓日祝祭ハンマダン(日韓交流おまつり)」が9月11日、新型コロナウイルスの関係で昨年に続いてオンラインで開催された。
今年のスローガンは「会えなくても共に歩もう」で、昨年よりコンテンツをパワーアップし、オンラインで視聴者が参加できるプログラムも多く用意した。
韓流に詳しい古家正亨さんとYumiさんによるMCで進行した開会式は姜昌一駐日韓国大使、日本側実行委員長の呉公太氏、佐々木幹夫氏、韓国側実行委員長の孫京植氏の映像メッセージで幕開けした。
姜大使は「今年もオンラインでの開催ですが、韓日民間交流のシンボルでもあるこのイベントは一層パワーアップし友情が深まることと期待している」とし、韓日議員連盟会長時代、ソウル版に参加していたことを思い出し、「交流は継続してこそ意義がある。対面が困難だが、遠く離れていても一緒に交流できるオンラインのメリットを最大限に生かし友情を深めてほしい」と強調した。
日本側実行委員長の呉氏と佐々木氏は「昨年、初のオンラインとなったものの、9万人以上の視聴数を記録し、大盛況といえる結果となった。民間レベルの交流を更に重ね、韓日両国の文化交流をはじめ幅広い分野でより良い関係を築き、未来志向の両国関係の発展に繋がることを願う」と、期待を込め、「隣同士、協力し合うことで多くのものが得られると思う。このような市民レベルの草の根交流を通じて利用国関係が発展していくことが最も大切」と呼びかけた。
韓国側実行委員長の孫氏も「オンラインという新しい空間で、韓日だけでなく世界中の人々が楽しめる機会となった。韓日と世界の人々が心を一つにする場になることを願う」と寄せた。
祝賀公演として高木里代子ジャズトリオによる、BTSの「Butter」のジャズアレンジを披露。この後、ステージでは韓日交流ステージとして①韓国伝統打楽器演戯団「Tannpi」と「IRUM舞踊団金美福」の風物ノリと風物舞②クラシックスタイルのオーケストラ「バラダン」による愛の不時着、梨泰院クラスなど、韓国ドラマOSTの演奏③「アンサンブル紫音」が多様な国籍の演奏者でアリランを披露した。
続いて事前エントリーで選ばれた40人がオンラインでつないで「韓日交流クイズ大会」予選・決勝戦が行われ、日韓音楽交流アーティストで日本におけるK-POPダンス界のパイオニア的存在、LiL KyonA(リルキョナ)さんプロデュースによるK-POPカバーダンスとワンポイント振付レッスンが行われた。
後半では2カ月に渡って行われてきたK-POPダンスカバーコンテストの最終審査。候補に残った4組が韓国文化院のハンマダンホール、ハヌル庭園、ロビーなどで事前に撮影した映像を公開。審査員には人気K-POPアイドルグループ「TOMORROW X TOGETHER」も参加し、韓国での審査の様子も映像で流された。
最後は同おまつりのメーンイベントでもあるK-POPコンサートに移った。韓国からYUKIKA(寺本來可)と「オメガエックス」のセビンが日本語と韓国語で進行。今年は「エバーグロー」、「プロミスナイン」、「オメガエックス」、「イナルチ」、チャン・ミンホ、YUKIKAと6組のアーティストがトークも交えながら約1時間にわたってステージを飾った。
このほか、オンラインブースとして「日韓学生未来会議体験会」「韓国旅検定編」「韓国の知られざる宝物オンライン旅行」「単語パズル組み合わせ」「韓国の若者とおしゃべりしよう!」「韓国文化体験教室」「韓国映画上演会・ゴールデンスランパー」や「韓国料理コンテスト」各種韓国書籍店展示会なども同時開催した。
このおまつりは今年で13回目。韓日国交正常化40周年を記念して2005年にスタートした。韓日交流イベントとしては、多くの韓国人と日本人が一つになって作り上げ、文化・市民・青少年に加えて隣国として身近な交流の場となっている。韓日両政府機関をはじめ民団などが後援している。