掲載日 : [21-09-24] 照会数 : 8232
韓国戦争参戦勇士の遺体、故国に…「最高礼遇」奉還式挙行
[ 写真:青瓦台FBより ]
韓国戦争当時の戦没者の遺骨68体が23日の夜、米ハワイ·ホノルルから韓国に返還された。
国連総会などの日程を終え、遺骨とともに帰国した文在寅大統領は、ソウル空港到着直後、遺骨返還式を主管した。
奉還式には文大統領夫妻をはじめ、徐旭国防部長官、黄基哲国家報勲処長、柳永敏大統領秘書室長、叙勲国家安保室長、陸·海·空軍参謀総長など軍関係者など約20人が参列した。
奉還式は「大韓民国の名前であなたを覚えます」という式典名で、遺骸安置、国民儀礼、焼香および参戦記帳の授与、黙とう、遺骸搬送の順で行われた。
戦没者のうち身元が確認された故キム·ソクチュ、チョン·ファンジョ一等兵の遺族8人も現場を訪問した。
このうち、残っている写真のないキム·ソクチュ一等兵のために「ことりの星」と一等兵階級章を刻んだ位牌が特別制作された。
「ことりの星」とは長津湖戦闘で有名になった星で、包囲された米軍が撤退を控えた夜、突然吹雪が晴れ、星となったエピソードのために残酷だった長津湖戦闘の象徴として知られている。
韓国戦争当時、米第7師団32連隊所属だったキム·ソクチュ一等兵は、長津湖戦闘で戦死した。
韓国に戻った遺骨は、国立ソウル顕忠院に安置される予定。