掲載日 : [21-10-22] 照会数 : 6889
「MINDAN文化賞」絵画部門入賞作15点決まる
[ 韓国中央会館での審査の様子 ]
「第13回MINDAN文化賞・絵画部門」の審査が20日、東京・港区の韓国中央会館で行われ、「孝道ー親孝行」「韓食」「韓日友好」をテーマにした各応募作品134点の中から入賞作15点が決まった。
審査員は李和枝さん(東京韓国学校元初等部校監)と宮廷料理研究家の崔誠恩さんの2人。このほか、徐順子文教局長も加わり、3人がそれぞれ一押しの作品に付箋を貼っていった。
李さんは第一印象を大事に、さらに構図、色鉛筆・クレヨン・絵具などによる彩色の仕方を専門的にチェックしていた。崔さんも「うまい下手より、描きたいと思う主題がはっきりしていること」を重視したという。
祖父を中心に家族7人が韓国に行ってキャンプしたときの「孝道」部門応募作品。祖父がバーベキューのホスト役を務めている。キャンプファイアを囲む家族7人の満ち足りた表情が印象的。応募した高校生によれば、祖父が亡くなる前の懐かしい思い出だという。
「韓日友好」ではペンギンの男の子を描いた韓国アニメの主人公「ポロロ」とドラえもん、鬼滅の刃の登場人物が仲良く手をつないだ小学生の応募作品が「かわいいね」と好評だった。「韓食」では総勢22人による楽しそうな食事風景を描いた小学生の応募作品に各審査員とも「一人ひとり表情が違う」とびっくりしていた。
審査後は「どれも個性的で、アイデアあふれる作品ばかり。どの賞に該当するのか決めるのに最後まで悩んだ」と講評していた。
「MINDAN文化賞」は2004年の「MINDAN『孝道賞』親孝行エッセイコンテスト」から始まった。その後、詩歌、絵画、ウリマル普及と部門を広げてきた。最終的な審査結果は12月初旬、民団のホームページおよび民団新聞紙上で発表の予定。