掲載日 : [21-11-12] 照会数 : 8042
崇高な愛国勇士の精神継承を…第7回長津湖戦闘戦死者追念式
[ 殉国先烈護国英霊の霊前に連化する遺家族 ]
北韓の南侵によって勃発した「韓国戦争」の最大の激戦と言われる「長津湖戦闘」(1950年11月27日~12月11日)から71年を迎え、第7回長津湖戦闘戦死者追念式(主催・在日学徒義勇軍同志会、後援・在外同胞財団)が11日、東京港区の韓国中央会館で開かれた。大使館、同志会と民団関係者合わせて約60人が犠牲者に哀悼の意を表した。
「長津湖戦闘」を説明したドキュメンタリー映像上映の後、民団中央本部の呂健二団長は「この戦闘で83人が戦死した在日学徒義勇軍の崇高な愛国精神と歴史を在日同胞社会に継承していく使命がある」と呼びかけた。
姜昌一駐日大使も「韓国戦争に志願参戦した在日学徒義勇軍642人中、83人が犠牲となったこの戦闘は、最も崇高な戦闘として記録されている。韓国の自由と平和のために戦った勇士たちの尊い犠牲心と勇気があったからこそ現在の発展した韓国がある。参戦勇士と遺家族皆さんに、今一度深く尊敬と感謝を思いを述べたい」と述べた。
この後、遺家族を始め参列者が順に献花した。
<長津湖戦闘>
1950年6月25日、北韓の南侵で勃発した韓国戦争のさなか、1950年11月27日から12月11日まで米軍第1海兵師団が、北韓の臨時首都・江界を占領しようと北上中に、咸鏡南道の長津湖渓谷で自軍の10倍に達する13万人規模の中国共産軍に包囲された時の戦闘。米軍7師団の兵力の一部と米軍に配属されていた在日学徒義勇軍などが参戦し、在日学徒の83人が命を落とした。