全羅南道によると、同道と高知県は姉妹交流協定締結5周年を記念して「コッチャ(花茶)名人に学ぶ南道文化体験」をオンライン開催した。イベントでは潭陽の花茶名人(職人)、ソン・ヒジャさんが全羅南道の花で作った茶を紹介し、オンラインで参加した高知県の住民25人が茶道文化を学んだ。
また、先月28日から今月10日まで、観光PR・交流写真展「全羅南道 week in 高知」「高知 week in 全羅南道」が両地域で開かれた。
先月31日に高知で開催された「国際ふれあい広場」では全羅南道の広報ブースが設置され、特産品や観光地のPRのほか、韓服(伝統衣装)試着などの文化体験も行われた。
両地域の青少年の交流も続いている。10月21日から12月まで、両地域の高校の生徒らがビデオ会議システムを利用してそれぞれの地域についてプレゼンテーションを行うなど、オンライン交流会が3回にわたり行われる。
高知県と全羅南道は、木浦にある児童福祉施設「木浦共生園」で韓国人の夫と共に多くの子どもたちを育て上げ、「韓国孤児の母」と呼ばれる尹鶴子(ユン・ハクジャ、日本名:田内千鶴子、1912~1968)さんが高知出身であることが縁で、2003年に交流協定を結んだ。
16年には尹さんの誕生日で命日でもある10月31日に姉妹交流協定を締結し、毎年相互訪問するなど積極的に交流協力事業を行っている。
全羅南道の関係者は「新型コロナウイルスで交流協力事業の推進が現実的に大きな制約を受けた」としながら、「困難の中でも長年の交流を止めず、相互友好をさらに強化している」と述べた。
【聯合ニュース】
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