韓国から、超党派でつくる韓日議員連盟の朝鮮通信使委員会に所属する与野党の議員6人が16日に訪日。同委員会と日本の朝鮮通信使交流議員の会は18日、衆議院議員会館で合同会議を開いた。朝鮮通信使は朝鮮王朝時代に日本に派遣された外交使節で、両国交流の象徴とされる。
韓国側は、朝鮮通信使委員会の委員長を務める鄭鎮碩(チョン・ジンソク)国会副議長をはじめ、国会外交統一委員会野党幹事の金碩基(キム・ソッキ)議員、朴振(パク・ジン)議員、成一鍾(ソン・イルジョン)議員、李チョル圭(イ・チョルギュ)議員(以上、野党「国民の力」)、金栄珠(キム・ヨンジュ)議員(与党「共に民主党」)が出席した。
日本からは朝鮮通信使交流議員の会委員長の河村建夫元官房長官、自由民主党の衆議院議員である西村明宏・日韓議員連盟事務局長、奥野信亮議員、北村誠吾議員、谷川弥一議員、長島昭久議員の6人が出席した。
鄭氏は会議の冒頭、日本で岸田文雄内閣が発足し、韓国でも来春新政権が発足するとしながら、「新政権発足の契機を両国が賢く活用すべきだ」と呼び掛けた。「韓日両国が未来のため、先を見つめて一緒に進み始める時」と述べ、1998年に当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が署名した韓日共同宣言に続く「第2の金大中・小渕宣言」発表に期待を示した。
河村氏は朝鮮通信使の歴史に言及した後、韓国の議員団訪日を歓迎し、これを機にした両国関係の進展を願うと述べた。
朝鮮通信使委員会所属議員の訪日は2018年8月以来。今月20日まで滞在し、日本の政界関係者と会う。
【聯合ニュース】
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