掲載日 : [21-07-22] 照会数 : 9405
各地方の「光復節」今年も縮小開催…上限200人に
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、民団の光復節記念式典は今年も各地で縮小開催とすることがわかった。
蔓延防止重点措置実施区域にある大阪は式典だけとし、支部からの参加者は3機関長と事務部長まで。傘下団体も含めて200人を上限とした。「明るく楽しくやるという社会環境にはない」ことから同胞慰安公演も中止した。朴鍾寛事務局長は「来年、環境が落ち着いたら思いきりやりたい。今年はそのためのエネルギー充電期間にしようと考えている。やむをえない」と悔しさをにじませていた。
京都は例年、京都国際学園の生徒も含めて300人ほど集まるが、今年は収容人員200人ほどのホテルを会場に100人を予定している。支部からは3機関長と事務部長まで。アトラクションはない。広島も各支部からは3機関長と実務者だけを呼ぶとした。規制は解除されたものの感染者が増えているためだ。
神奈川と愛知は会場となる両本部会館が密にならないよう、人数を制限した。一般団員にはオンライン参加を勧めている。神奈川では会場にいなくても景品抽選会に参加できるようにした。
宮城は同胞だけに限定。日本人の来賓は呼ばない。式典後、延期となっている「成人式」を行う。一足早く8月8日に開催する山口も前回より少ない50人を上限とした。兵庫は400人収容の新長田駅前ピフレホールに200人規模の参加を想定している。これは去年とほぼ一緒。2部で地域の文化サークルや「土曜学校」児童のK‐POPダンス公演などを予定している。
福岡は100人になりそうだ。300人の会場だけに「密」を避けるられそうだ。北海道は東京オリンピックとの関係から式典は中止に。札幌市西区「平和の滝」で同胞徴用犠牲者の慰霊祭だけ行う。