尹徳敏駐日韓国大使は2月20日、石川県金沢市野田山墓地にある尹奉吉義士暗葬地と殉国記念碑を訪ね、駐日大使として初めて参拝、献花した。
尹大使は「尹奉吉義士の愛国精神・犠牲精神を胸に刻み、崇高な志を継承発展しなければならないし、これからより多くの人が訪問し、尹奉吉義士の精神を再確認するきっかけになることを祈願する」と語った。
暗葬地は、尹奉吉義士が1932年4月29日、中国上海の虹口公園で日本軍首脳部を相手にした爆弾投擲の義挙で逮捕され、その年の12月19日、日本の金沢で銃殺刑により殉国して葬られていた場所。尹義士の遺体は1946年3月、石川民団を中心に発掘され、ソウル孝昌公園に葬られた。
殉国記念碑は尹義士殉国60周年の1992年に民団石川本部と尹奉吉義士の義挙60周年記念事業推進委員会が建立し、暗葬地は月進会(尹奉吉義士暗葬地保存の会)などが管理し毎年、石川民団や駐新潟総領事館などが追悼式を営んでいる。