抗日独立運動家で民団の初代事務総長、第11・12代団長を歴任した元心昌義士(1906~71年)の記念館「元心昌記念館」が17日、韓国の京畿道平沢市にある彭城レポーツ公園内に開館した。
この日の開館式には、平沢市の鄭長善市長、独立功労者とその遺族による団体「光復会」の李鍾贊会長、独立記念館の韓詩俊館長、元心昌義士記念事業会のキム・ギソン会長、民団本国事務所の高漢碩所長や独立運動家遺族らなど約200人が出席した。
元心昌義士は1933年、他の独立運動家と共に日本の駐中国公使だった有吉明を上海で暗殺する「六三亭義挙」の計画を立てたが、直前に逮捕されて日本の刑務所で13年間服役した。1945年の光復と同時に出所すると、在日同胞の権益向上を目指して民団創立に動いた。