白頭山の中国地域が白頭山の中国名である「長白山」としてユネスコ世界地質公園に登録された。白頭山は4分の1が北韓、4分の3が中国の領土に属する。
ユネスコのホームページによると、3月27日まで行われた第219回執行理事会で、長白山をはじめ18の候補地が新しい世界地質公園として認証された。昨年9月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)世界地質公園理事会で「登録勧告」の決定が下されたところで、慣例により執行理事会をそのまま通過した。
ユネスコは長白山について「吉林省南東部にある火山活動の野外教室のようなところ」とし「最もよく保存された火山で、火山が形成される過程を研究できるところであり、頂上にある北東アジアで最も大きく高い火山湖である『天池』は絶景だ」と紹介した。
中国は2020年、自国の領土に属する白頭山地域を世界地質公園として認証してほしいとユネスコに申請した。北韓も2019年に申請したが、コロナ禍などで実態調査が行われず、ユネスコ執行理事会で認証される候補地には上がることができなかった。白頭山の全体規模では中国側の持分がはるかに多いが、天池は約54.5%が北韓の地域だ。