来年4月に始まる大阪・関西万博に出展する韓国のパビリオン「韓国館」の着工式が2月28日行われた。
着工式には、韓国側の関係者や大阪府の吉村洋文知事など約50人が出席した。
韓国館は「With Hearts」をテーマに、AIを使った音や光の演出による展示などで、韓国の文化やテクノロジーを発信する。
展示は3つのエリアに区切られ、そのうち1つのエリアでは入り口で来場者が声を吹き込むとAI技術で音声が加工され、リアルタイムで合唱曲が流れる仕掛けが構想される。
韓国館の敷地面積は約3500平米と海外パビリオンの中でも最大規模になる予定で、来年3月の完成を目指す。
韓国館を運営する大韓貿易投資振興公社(KOTRA)の劉正悦社長はこの日のあいさつで「関西万博が開かれる2025年は韓国と日本の国交正常化60周年を迎える年でもある。万博を契機に両国間の貿易投資促進と観光・文化交流の拡大など多様な分野での韓日関係をさらに発展させられるよう期待する」と話した。