掲載日 : [22-11-23] 照会数 : 4720
【W杯】W杯サッカー開幕、韓国代表が挑む数々の記録
[ 練習にも熱がこもる韓国代表チーム(KFA提供) ]
FIFAワールドカップ2022カタール大会が現地時間20日に開幕した。アジアの虎「太極戦士」は1986年メキシコ大会から10大会連続11回目の出場。韓国代表は「決勝トーナメント進出」というW杯史上2回目となる目標に挑む。24日のウルグアイ戦をスタートに、28日ガーナ、12月3日に1次リーグ最終戦でポルトガルとぶつかる。
決勝トーナ
メント進出めざす
1次リーグ対戦国
24日 ウルグアイ
28日 ガーナ
12月3日 ポルトガル
初挑戦だった1954年スイス大会以来、壁は厚く、敗退を重ねながら、アジア有数のサッカー強国に成長した。
多くの敗北と挫折の中でも世界舞台の高い壁を一つずつ破って前進してきた。
カタール大会で、韓国代表が挑戦する記録の数々を韓国サッカー協会(KFA)は次のようにあげている。
⚽南米に初勝利
これまで韓国代表はW杯で34試合を戦い、6勝を記録している。ヨーロッパチームを相手に5勝、アフリカチームを相手に1勝を収めた。
一方、南米と北中米チームにはこれまで8戦2分け6敗で一度も勝っていない。今回のカタール大会1次リーグ初戦でウルグアイに勝てば、南米チームを相手に初勝利を挙げることになる。
⚽2戦無失点挑戦
韓国の通算失点数は、得点34ゴールの2倍を超える70ゴールだ。34試合のうち無失点で終わった試合は、前回の2018ロシア大会ドイツ戦を含めて計6試合のみ。
しかし、まだ2試合連続で無失点を記録したことはない。金英權選手、金〓哉選手を主軸とする韓国守備陣が初戦ウルグアイ戦を無失点で防げば、ロシア大会ドイツ戦に続き初めて連続無失点試合を達成することになる。
⚽第2試合初勝利
前回のロシア大会まで韓国代表は計6勝を収めた。試合別に見ると、1次リーグ第1試合で3勝、第3試合で2勝、ベスト16戦で1勝を挙げた。しかし、第2試合では4分け6敗で一度も勝利を収めたことがない。
今回、ガーナ戦に勝てば、新たに記録が塗り替えられる。
⚽1試合1点突破
初出場だった1954年スイス大会以来、これまで韓国は34試合で通算34ゴールを決めた。平均得点は1試合当たり1ゴール。
もし今大会で試合数より多くのゴールを決めれば、平均得点1ゴールを超えることになる。そのためには、ひとまず1次リーグ3試合を通じて4ゴール以上を決めなければならない。
⚽前半に2ゴール
これまでW杯で韓国が決めた34ゴールの時間帯で見ると、前半が6ゴール、後半27ゴール、延長戦が1ゴールだ。後半得点がはるかに多い。要するに失点して後半に挽回するために総力を傾けた結果だ。
後半戦に2ゴールを決めたことは多いが、前半戦は1ゴールにとどまる。初めて前半戦に2ゴールを決め、確実な主導権を握るのも今大会の挑戦課題だ。
⚽1試合2点は誰?
これまで計23人の韓国代表がW杯でゴールの瞬間を味わった。しかし、得点選手たちは皆、1試合で1ゴールずつだった。今回のカタール大会では、1試合で2ゴール以上を決める選手が現れることを期待する。
⚽3試合連続勝利
韓国代表が連続で勝利したのは、02年大会でポルトガル(1対0)とイタリア(2対1)を2試合連続で破ったのが唯一だ。当時、スペインを相手に準々決勝でも勝ったが、PK戦で勝ったため、公式記録上は引き分け。ロシア大会ドイツ戦に続き今回のカタール大会第1、2試合で勝てば、初めて3試合連続勝利記録になる。
⚽1試合で3ゴール
現在まで韓国代表はひとつの試合で決めたゴールは2ゴールが最も多く、2得点した試合は計11試合になる。今大会で史上初3ゴールを決める名場面が演出されることを期待してみよう。
⚽孫興慜への期待
W杯で2試合連続ゴールを決めた韓国選手は、これまで柳想鉄選手と孫興 選手の2人しかいない。柳想鉄選手は1998フランス大会のベルギー戦と2002韓日大会ポーランド戦で連続得点を記録した。
孫興慜選手は2018ロシア大会メキシコ戦とドイツ戦で相次いでゴールネットを揺らした。孫興慜選手が今回のカタール大会1第リーグのウルグアイ戦で得点すれば、韓国選手としては初めて3試合連続得点記録になる。
W杯で通算最多ゴールを決めた韓国選手は、3ゴールずつを記録した安貞桓選手と朴智星選手、孫興慜選手のみ。孫興慜選手が今回カタール大会で1ゴールでも追加すれば、歴代最多得点者になる。
⚽PKを決めよ
韓国代表は34試合中、一度もPK戦でゴールを決めたことがない。2002韓日大会で李乙容選手と安貞桓選手がPKを獲得したが、いずれも失敗した。反面、ペナルティーキックの失点は3回にもなる。
92年歴史上初冬開催となったカタールで「太極戦士」はどのような成績を収めるのか目が離せない。