掲載日 : [20-05-26] 照会数 : 16211
民族学校、一歩ずつ授業再開…分散、短縮、工夫重ね
[ 机と机の間隔を広く空けて6年生のHR(金剛学園のホームページより) ]
[ マスクを着用しながらアサガオの植木鉢を手入れする児童(建国小学校のホームページより) ]
新型コロナウイルス感染拡大により、休校が続く民族学校では分散登校やオンライン授業で対応しているが、大阪および京都では21日、非常事態宣言が解除されたことに伴い、分散登校や短縮授業の方式で再開した。
白頭学院・建国幼・小・中・高校(高敬弼理事長、李鐘建校長)は15日から学年別に分け、分散登校とオンライン授業を実施していたが、緊急事態宣言の解除に伴い、25日から登校と授業を再開した。当面、30日まで、小6、中3、高3の登校日を授業日とし、3時間程度授業を行う。
幼稚園を含む、その他の学年は、分散登校・登園とし、6月1日から短縮授業を併行し、6月15日からは平常授業を完全再開する予定だ。
金剛学園(崔潤理事長、尹裕淑校長)では原則、5月末まで休校を継続しているが、11日から23日までは分散登校+時短授業を行っている。あわせて、オンライン授業も併行している。
分散型登校は中1と高1が月曜日、中2と高2は火曜日、中3、高3が金曜日でいずれも午後1時登校、午後3時下校の2時限体制だ。
小学校は奇数学年(1、3、5年)が水曜日、偶数学年(2、4、6年)は木曜日で、10時半登校、12時半下校としている。
25日からは30日までは、小・中・高校ともに週2回の登校にする。25日からは30日までは、中・高校が午前、小学生が午後に入れ替える。高校特進のみオンライン授業を実施する。
寮生たちも戻る
京都国際学園(李隆男理事長、朴慶洙校長)も31日までは休校を継続するが、感染拡大防止に全力を尽くしながら、教育活動の段階的再開(自学習登校や登校日)を設定した。段階的に登校日を設け、生徒状況確認、心のケアや学習進度などを確認する。
19日と21日は許可制で登校可能日に指定し、26日から28日までは進学コース全学年が午前、総合コースは午後に登校とした。
また、自宅に戻っていた寄宿舎の生徒も24日から帰寮した。