民団愛媛事務局長…地方参政権実現も訴え
【愛媛】在日外国人の人権をテーマにした愛媛新聞社の社内研修会が2日に開かれ、民団愛媛県本部の陳信之局長が在日同胞の日常生活に根ざした体験談を話した。また、犯人が特定できない時点での「韓国人らしい3人組」などの表現は、韓国人=犯罪者が多いという誤ったイメージを植え付け、人権侵害にもつながるので注意すべきだと注文をつけた。
陳局長は約40人の記者らを前に、「在日同胞が本名を名乗り、日本人がそれを違和感なく受けとめることのできる健全な社会実現を」と訴えた。
また、地方参政権問題で法案審議が足踏み状態に陥っている現状について、各地での意見書採択の実績が軽視されていると指摘。在日同胞の住民投票参加に見られるような住民認知を土台に、風穴を開けることが急務だと締めくくった。
(2003.4.30 民団新聞)
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