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<読書>新大久保コリアタウンガイド
東京で韓食と韓流を満喫
韓流ブームで脚光を浴びた街、東京の新大久保は日帰りでソウルのダウンタウンを楽しめる街だ。現在、約200以上の食堂と食材店、雑貨店、衣料店などがあり、多くの韓国人が働く。著者も韓国料理の魅力にハマった一人。
メインストリートの職安通りと大久保通りを繋ぐ路地には、ハングルの看板を掲げた個性的な店が軒を連ねる。老舗店から韓国のチェーン店、専門店までさまざまある。散策で小腹が空いたら、屋台で定番メニューのキンバやトッポギを食せば、本場のソウル気分を味わえる。
新大久保の大きな楽しみのひとつが韓流ショップ巡り。人気のDVDやCDはもちろんポスターやカレンダーなど見ているだけでも飽きない。薬膳料理として日本でも有名なサムゲタンの専門店では、コラーゲンたっぷりのスタミナ料理で美肌効果も期待できる。チゲで口から火が出れば韓民族の伝統酒マッコリで沈めるもよし。「韓食と私」と題したコラムでは、街にゆかりのある各界人士が思い出やエピソードを語る。
在日韓国人とニューカマーにより形成されたコリアタウン。とはいえ70年代はまだ韓国カラーは見えなかった。89年の韓国人海外渡航自由化、98年の日本大衆文化開放の緩和と、徐々に両国の距離が縮まった。さらに現在進行形で進化し続けている。
(八田靖史著、晩聲社1500円+税)
TEL 03(5283)3721
(2009.2.4 民団新聞)
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