韓国の伝統文化<情> 歳画
夜が明ける前に一日を始めなさい!
歳画(せふぁ)は韓国で昔から、新年を祝う意味でお互いに贈り物としてやりとりした絵です。主に門に付ける門排絵として、1年間の災難と病などの厄運をはねのけて万福を呼ぶために壁邪絵にもしました。
面白いのは絵の種類によって、付ける場所が違うということです。鶏の絵は家の中門につけました。鶏は明け方を知らせる吉兆の鳥として知られ、雄鳥が鳴けば夜が明けて、光明を恐れる雑鬼が逃げるという意で大切にされました。
また鶏の絵は子どもの勉強部屋にも沢山つけられました。それは鶏は朝早くから鳴くため、子どもたちも早く起きて、勉強を熱心にしろとの意を含んでいるからです。
<文責=ギャラリーKyo>
作家・許旭
(2009.2.4 民団新聞)
|
|