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新たな目標へチーム活性化 在日大韓蹴球団(04.3.17) |
悲願の初勝利達成…決勝T進出決める
韓国大統領杯挑戦4度目
【慶南南海】慶尚南道で開かれていた第52回大統領杯サッカーに出場していた在日大韓蹴球団は大会5日目の9日、南海スポーツパークでの第2戦で培材大学を3―2で下し、悲願の初勝利を成し遂げた。
4チームで争う予選リーグで在日大韓蹴球団の7組は、3チームとも1勝1敗で勝ち点3で並んだが、得失点差で2位となり、11日から始まる決勝トーナメント進出(ベスト32)を決めた。
前半15分、元昌勝が先制ゴールを決めると、3分後にも今度は金成洙が追加点を決め、前半2―0。後半5分に、相手の長いクロスからの攻撃で失点したが、その4分後に元がこの日2ゴール目を決めた。結局、終了前に1点を許したが、3―2で逃げ切った。
11日の決勝トーナメント1回戦は、崇実大に0―3で敗退し、ベスト16進出はならなかった。
チーム結成から4度目の挑戦で初勝利をあげ、決勝トーナメント進出を果たしたことで、韓国サッカー界でも大きな反響を呼んだ。
山本裕司監督は「首を長くして待った勝利だけに、これまで応援してくれた皆さんと選手たちに感謝したい」と、涙ぐんでいた。
結成以来ヘッドコーチを務めてきた金英明氏は「内容的には互角以上の戦いだった。負けはしたが在日同胞としての存在を示すことができた。次の目標に向けてチームの充実化をめざしたい」とさっそく来年に向けて意気込んでいた。
在日大韓蹴球団の宋一烈団長も「歴史的な初勝利をあげたことで、韓国サッカー界でも大きな注目を寄せている。これからもっともっとチームがよくなっていくだろう。一人でも多くの在日同胞優秀選手を集め、サッカー界に輩出していきたい。そのためにも民団を始め多くの同胞の協力が必要」と今後のチーム作りについて話していた。
(2004.3.17 民団新聞)
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