朴槿恵大統領は20日、急変する韓半島情勢などに効率的に対応するために国家外交安保政策の常設コントロールタワーとして国家安全保障会議(NSC)の常任委員会および実務機構である事務局の設置を裁可した。 新設されるNSC常任委は青瓦台の国家安保室長が委員長となり、懸案の外交安保政策を週1回のペースで調整し、大統領に報告する機能を担う。また大統領の指針を受け、必要時にNSCを開催する。 NSC事務局は国家安全保障会議、NSC常任委員会の会議などの準備と運用を体系的に支援し、会議結果の履行状況を点検する機能を遂行する。 朴大統領は16日の外交・安保長官会議で、北韓の張成沢前国防委員会副委員長の失脚・処刑に伴う韓半島情勢に関連し、万全の態勢を整えるよう強調、韓半島の安保状況や周辺国の状況変化に能動的かつ効率的に対応するため、NSCの運営と国家安保室機能を補強するための常設のNSC事務組織の設置を指示していた。 NSC内の事務組織は、金大中政府時代に常設化され盧武鉉政府時にも存在していたが李明博政府が廃止した。朴政府では関連業務は金章洙国家安保室長(長官級)が幹事を務める国家危機管理室で担当してきた。 (2013.12.25 民団新聞) |