韓国文化院開院35周年 韓国文化院(東京・新宿区)は、5月10日の開院35周年を記念する特別展「自然が奏でる美‐韓国の化粧文化」を同月、大阪と東京の同院で開催する。 ソウル市江南区にある「コリアナ化粧博物館」所蔵のコレクションを通して、韓国固有の化粧文化を知ってもらうことを目的にしている。 展示品は、三国時代(百済)や高麗時代の化粧容器、朝鮮朝時代の嫁入り道具である白磁の化粧容器をはじめ、宝石三作佩飾(ノリゲ)、煌丕昌天八稜形鏡など、文化財を含む約140点。 沈東燮韓国文化院院長は「韓国の化粧文化は、出土遺物と記録を通じて見ると三国時代から盛んだったことが分かる。今の化粧がおしゃれさを求める概念に近いのに比べ、昔の化粧は身だしなみを整えるためという概念が強かったと言える。昔の化粧道具と天然の化粧素材を通じて、韓国の伝統化粧文化とその中に込められた先祖の生きて来た様子を垣間見ることができる」と話す。 会期中、伝統化粧品の原料や製造工程を体感できる「伝統香油作り」などの体験プログラムも行われる。 (2014.4.23 民団新聞) |