韓国政府は11日、ソウルでカナダと通商閣僚会談を行い、両国間の自由貿易協定(FTA)交渉を妥結した。アジア諸国でカナダとFTAを妥結したのは韓国が初めて。これで韓国とFTAを締結したのは12カ国・地域となる。来年中に発効の予定。 両国は協定発効後、10年以内に大多数の品目の関税を段階的に撤廃する。品目数ベースでは、両国とも全体の97・5%に拡大する。 カナダは自動車や家電製品、韓国は牛肉、豚肉などの関税を段階的になくしていく。 北韓の開城工業団地で韓国企業が生産する製品を韓国製として認めるかどうかについても、話し合う委員会が設置される。 朴槿恵大統領は同日、青瓦台でカナダのハーパー首相と首脳会談を行い、「FTA交渉の妥結を契機に、両国の経済協力がさらに拡大することを期待する」と語った。 (2014.3.19 民団新聞) |