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故国で伝統文化の作品展 出生は日本 在韓女性の「山水会」 |
| ソウルの日本文化院で開かれた作品展示会。円内は「山水会」代表の奇加代子さん | 趣味で生活を豊かに
日本で生まれた女性たちで構成される、韓国伝統文化を愛する在韓女性の会「山水会」。在日韓国人の奇加代子さんを代表に現在、約32人の在日韓国人と日本人の女性たちが活動をしている。毎年7月にソウルの日本文化院内で作品展示会を開いてきた。
今月2日から6日まで、同会場で開催された4回目の作品展では、韓紙を用いた工芸品や陶芸、ポジャギ、民画など韓国の伝統にこだわって制作した作品を紹介した。
期間中、訪れたのは370余人。来場者の半数は韓国人で、毎回足を運ぶ人もいるという。今回は日本語学校の課外授業として40人の学生も来場し、民間交流も行った。
会の発足は「一般的に日本人は何かしらの趣味を持ち、生活を楽しんでいます。内容もさまざまですが、趣味というかたちでもの作りを楽しむ日本人が多いことは案外、韓国では知られていません。縁があって韓国に住んでいる私たちが、韓国の伝統文化に目を向けてもっと趣味の世界を深めていきたい」という理由から。
だが日本と韓国では趣味に対する認識に温度差があるという。奇さんは「今後は展示会を通して多くの方々に会の活動内容を知ってもらい、さらに相互理解、友好の輪を広げていきたい」と張り切っている。
(2007.7.25 民団新聞)
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