韓露首脳合意 李明博大統領は、ロシア訪問中の2日、サンクトペテルブルク市内のホテルでメドベージェフ大統領と会談、ロシアの天然ガスを北韓経由のパイプラインを通じて韓国に供給する南北露パイプライン事業の成功に向け、緊密に協力することで合意した。これに先だち、韓国ガス公社とロシア政府系企業ガスプロムは今年9月に、2013年から約3年をかけてパイプラインを建設し、17年からガス供給を開始することで暫定合意した。 両首脳は、「北韓を経由するパイプラインによるロシア天然ガス導入事業の推進が成功した場合、南北露3者のいずれにとっても経済的利益をもたらす」という点で意見が一致したという。 李大統領は、首脳会談と昼食会の席で南北露を結ぶ天然ガスパイプラインの建設について「パイプラインは、韓半島の平和に貢献すると同時に、商業的な条件に見合ったものでなければならない」と述べた。これに対しメドベージェフ大統領は「北韓を通過することに伴う危険負担は、ロシアが責任を持つ。ガスの供給が途絶えた場合、ロシアが責任を取る」と応じた。 (2011.11.16 民団新聞) |