昨年度純利益2兆ウォン超 新韓金融持株会社(韓東禹会長)は3月28日、ソウルの本店で第12回定期株主総会を開き、新韓グループ全体の昨年度純利益が2兆3227億ウォンと、韓国内金融持株会社で唯一2兆ウォンを超える実績を達成したと報告した。 総会には、民団中央本部の金漢翊議長、韓在銀監察委員長、呂健二、呉英義両副団長らをはじめ、在日同胞株主ら約250人が出席した。委任状を含めた出席議決権の割合は約83%。 新韓グループ全体の昨年度純利益2兆3227億ウォンと、国内金融持株会社で唯一2兆ウォンを超える実績を達成する主軸となったのが銀行部門で、金利下落によるマージン減少など厳しい状況にもかかわらず、1兆6756億ウォンの純利益をあげることができた。カードや生命保険などの非銀行部門も利益の38%を占め、銀行部門との適正な成長率を示した。 韓会長は「徹底した健全性管理と効率性向上を通じて差別化を追求した結果であり、株主皆さんの支援のおかげだ」と謝意を述べるとともに、「今年の金融業界を取り巻く環境は、低成長・低金利により収益性の低下が予想されている。このためリスク管理を高め、新たな成長方式を構築していく」と抱負を語った。 また、先日のサイバーテロにより電算システムが一時中断したことに対して謝罪しながら、「短時間で復旧させることができ、被害はなかった。今後、保安システムをいっそう強化していく」と語った。 一方、在日同胞株主から「新韓銀行は在日同胞によって開設された。この創業精神を尊重すべく、社外理事の在日同胞数を現在の4人から6人にしてほしい」との提案がなされた。 総会終了後、在日同胞株主らで構成されたファースト倶楽部の懇親会がロッテホテルで開かれ、約450人が出席した。 新韓金融持株会社の主な子会社は、新韓銀行、新韓カード、新韓生命、新韓キャピタル、済州銀行、新韓信用情報、新韓プライベートエクイティ、新韓BNPパリバ資産運用、新韓マッコーリー金融諮問、新韓金融投資など。 (2013.4.12 民団新聞) |