地方本部 HP 記事検索
特集 | 社会・地域 | 同胞生活 | 本国関係 | スポーツ | 韓国エンタメ | 文化・芸能 | 生活相談Q&A | 本部・支部
Home > ニュース > 最新ニュース
歴史の風化と権力に抗って…筑豊で朝鮮人強制労働問題掘り起こし
記録作家・林えいだいさん 反骨の半生を映像化

 福岡県筑豊の旧産炭地を舞台に歴史の闇に埋もれた朝鮮人強制労働問題を掘り起こしてきたルポルタージュ作家、林えいだいさん(82、福岡県田川市在住=写真はRKB毎日放送)の反骨精神あふれる半生を描いたドキュメンタリー映画「抗い」(西嶋真司監督、100分)が完成した。

 冒頭、カメラが「アリラン峠」を案内する林さんを映し出す。韓半島から徴用された同胞たちが炭鉱に向かうときに歩いた道だ。やがてひと抱えの粗末な石がいくつも置かれた場所にたどり着く。地中には炭鉱事故で犠牲になった同胞が葬られているという。墓標らしきものはない。

 林さんは9歳の時、神主だった父の非業の死に直面する。炭鉱から脱走してきた朝鮮人を何人もかくまってきたこと、出征する兵士に「無駄死にせず、故郷の妻子のもとに帰ってこい」とあいさつしたことから特高警察に検挙された。死亡は拷問を受けてから間もなくのことだった。

 国家によって肉親を奪われた幼少時の記憶が、林さんを国家に棄てられた人々の救済と鎮魂へと駆り立てた。37歳のとき、公害問題に直面。告発運動に取り組むため、北九州市教育委員会社会教育主事の職を投げ打ってフリーの記録作家に。

 西嶋監督は「国家権力への抗い、歴史が風化することへの抗い。林さんの生き様には震えるほどの感銘を覚えた」と話す。

 林さんは現在、肺がんで闘病中。抗がん剤の副作用でペンも持てないため、セロテープで指に巻き付けながら、いまも懸命に記録を残している。

 2017年1月下旬、東京・渋谷のシアター「イメージフォーラム」で公開の予定。

(2016.12.7 民団新聞)
 
最も多く読まれているニュース
差別禁止条例制定をめざす…在日...
 在日韓国人法曹フォーラム(李宇海会長)は7日、都内のホテルで第6回定時会員総会を開いた。会員21人の出席で成立。17年度の報告があ...
偏見と蔑視に抗って…高麗博物館...
 韓日交流史をテーマとする高麗博物館(東京・新宿区大久保)で企画展「在日韓国・朝鮮人の戦後」が始まった。厳しい偏見と蔑視に負けず、今...
韓商連統合2年、安定軌道に…新...
金光一氏は名誉会長に 一般社団法人在日韓国商工会議所(金光一会長)の第56期定期総会が13日、都内で開かれた。定数156人全員(委任...
その他の最新ニュース
法曹フォーラムが広島でセミ...
 在日韓国人法曹フォーラム(李宇海会長)は12日、民団広島県本部で第7回公開セミナー「法律・人権セミナーIN広島」を開催し、広島...
生活相談センター…地方の拡...
金所長ら岡山、広島を巡回家族関係登録​診断キャンペーン 趣旨説明を開始 みんだん生活相談センターの金昭夫所長は11日...
本国で初の本格公演…婦人会...
 【釜山】婦人会福岡本部コーラス部「サランバン」が5日、龍頭山公園特設ステージで開催された「朝鮮通信使祝祭」韓日文化交流公演に初...

MINDAN All Rights Reserved.