釜山のBEXCOで先月20日から開かれていた国際電気通信連合(ITU=本部ジュネーブ)の全権委員会議が、7日閉幕した。閉会式には韓国未来創造科学部の崔楊姫長官や、徐秉洙釜山市長、トゥレITU事務総局長、閔元基全権委員会議議長らが参加した。 崔長官は「ITU設立150周年という重要な時期を前に開催したことは意義深い」とした上で、「韓国はこれを契機にグローバル情報通信技術(ICT)発展のためにITUとさらに広く協力していく」と約束した。トゥレ事務総長は「ICT分野のグローバルリーダーである韓国は『ICT五輪』である全権委員会議の開催地として完ぺきだった」と評価した。 今会議には約170カ国の高官や関係者3000人余が参加し、過去最大規模となり、71の決議案(新規の21案を含む)が採択された。閔議長は「一度も投票することなく、数多くの決議を採択したことは、ITUの結束力を証明した」と評価した。 韓国は7期連続で理事国に選出されたほか、ITU標準化総局長に韓国人として初めて李在摂氏(韓国科学技術院=KAIST研究委員)が選出された。また、韓国が提案した「ICTアプリケーションの拡散・利用のための環境作り」が採択された。これは災害などの緊急時における早期警報、気候変化や環境保護、電子医療などでICTを積極的に活用する。次回は18年にアラブ首長国連邦(UAE)で開催される。 (2014.11.12 民団新聞) |