国を失った悲しみを乗り越えて、1936年のベルリン五輪マラソンで金メダルを手にした孫基禎選手の魂が、五輪優勝から74年、日本による韓国強制併合から100年を経て、ドイツ・ベルリンに戻ることになった。第1回孫基禎ベルリン・マラソン大会が9月18日、テンペルホーフ国際空港で開催される。ヨーロッパ在住同胞ら約3000人が参加する予定。孫基禎記念財団の金聖泰理事長は「大会に合わせ、07年につくられた孫基禎選手の銅像(高さ2.5メートル)を現地に永久保存する予定」と話している。
(2010.8.25 民団新聞) |
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