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8月15日を想う…原村 政樹(映画監督)

 8月15日が近づくと、多くの「在日」の人たちとの出会いが蘇る。本格的に在日の取材を始めて10年近くになるが、日本の敗戦の日と無関係の取材はほとんど無かった。

 例えば、去年完成させた記録映画「海女のリャンさん」の場合、最初に朝鮮通信使の研究者、故・辛基秀先生との出会いがあった。辛先生は1960年代後半、リャンさんを映像記録したが、その大きな理由として8・15を問いたかった、と話してくださった。戦後、「在日」は解放民族となったにもかかわらず、依然として厳しい差別の中で生きなければならないのは何故か、という辛先生の問題意識が海女のリャンさんを記録させたのだ。

 8・15の意味。これは日本人が絶えず意識し続けていかなければならないことだと思う。それは日本国に二度と戦争を起こさせないために。日本人にとっての「在日」との出会いにはそんな大切な意味があると思う。

 異民族・異文化間の紛争が世界を脅かしている現在、日本人と「在日」が心を開いて共生できる社会が実現したら、世界にどれほど貢献できることだろう。共存の多文化社会の手本として日本は世界から尊敬されるに違いない。そんな途方も無い夢を抱きながら、「在日」と出会い続け、映画を製作していきたい。

 私は日本人へのメッセージを込めて記録映画を創ってきた。在日へのメッセージなどできる立場の人間ではない。それでも映画の製作を通じて出会った在日コリアンから何を学び、何に感動したかをお伝えすることで「出会い」の大切さはメッセージできるかもしれない。そんな想いでこのコラムを綴っていきたい。

(2005.08.17 民団新聞)
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