第49回在日本韓国人教育者研究大会(在日本韓国人教育者協会主催、関東地域教育院長協議会主管)が8月22日までの3日間、東京都内のホテルで開催された。今年の大会テーマは「在外同胞民族教育における課題と実践方案〜グロ‐バル人材育成のために」。関東地方を中心に民団、婦人会、民族学校、教育院の関係者210人が参加した。 初日は教育科学技術部の在外同胞教育担当官らが基調講演を行った。翌日は3つの分科会で研究発表と意見交換が行われた。このうち、「民団と文化」分科会では、青年会大阪本部の金奈緒美会長が、同胞子ども会「布施オリニバン」について報告した。 同子ども会は、民団大阪・布施支部と、日本の小・中学校を退職した教師でつくる東大阪国際共生ネットワークが共同で運営している。金会長は青年会東大阪地協支部会長当時、立ち上げに関わり、子どもたちの世話や企画・運営で中心的な役割を果たしてきた。いまは毎回、平均して20人余りの子どもたちが元気に参加している。 金会長は、民団布施支部で子ども会が成功したのは「民団の支援があったからこそ」と感謝の言葉を述べた。 (2012.9.5 民団新聞) |