韓国企業のマーケティング戦略がプロスポーツからアマチュア(生活スポーツ)に目を向け始めた。 国民生活体育会によると、全国の生活体育同好人数は、09年の143万人から12年には364万人と、3年間で2・5倍に急増した。 その最たる種目が野球だ。プロ野球700万観客時代とともに、自分も楽しむ社会人野球愛好者が急増した。国民生活体育全国野球連合会への登録だけでも約1万4000チームに達する。未登録を含めると、全国で2万5000チーム、25万人にのぼると推算されている。 昨年秋、LG電子が開催した「LG杯韓国女子野球大会」には、全国28チームから約500人が参加して盛り上がった。今年も開催し、女性客の広がりに結びつける狙いだ。 30年近くプロスポーツに集中していた企業が徐々にアマスポーツに目を向け始めたのは、生活スポーツ人口の急速な増加にともない、協賛・後援を通じて潜在的クライアントを掘り起こす手段として活用するためだ。 (2013.4.12 民団) |