潘基文国連事務総長は4日、マルズキ・ダルスマン国連北韓人権問題担当特別報告官が提出した北韓の人権状況に関する報告書を第67回国連総会に提出した。 報告書は「金正恩国防委員会第1委員長の権力継承以後も北韓の悲惨な人権状況が改善されているという兆候は全くない」と批判している。北韓住民の飢えと劣悪な保健状況など深刻な人道状況も指摘、「先軍政治」路線の継承は「国民の福祉に有害」と強調。「先軍政治」を再考して民生問題から解決することを北韓当局に勧告している。 また、北韓に拘禁状態にある「統営の娘」申淑子母娘が申氏の夫・呉吉男氏と再会できるようにするとともに、「連座制」により「政治犯収容所」などに拘禁しているすべての人を直ちに釈放することを促した。 (2012.10.12 民団新聞) |