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韓豪日グローバル家族こだわり在日記<13>
外国人の存在忘れた愛国心教育

 改正教育基本法の成立により今後、日本の公教育で「道徳」の時間に愛国心の教育が組まれることになりそうです。目的は日本の伝統と文化を尊重し、そして国と領土を愛する心を叩き込む教育です。

 学校には外国人生徒がたくさんいます。文科省は外国人生徒の存在を忘れているのでしょう。この新しい愛国心の教育を受ける外国人の子供が不愉快な思いをしたり、疎外感を感じ、いじめられたりした時、先生がたはどのように対処するでしょうか。

 私の長女は日本の中学校で苛められ、辛い思いをしました。皮肉なことにこの原因を作ったのは道徳の教師でした。

 学校の大山(鳥取県)登山の時のこと。ある男子が神社の鳥居にあった石を落としました。それを見た教師が、娘がいるのにもかかわらず、「あなたの行為は日本人として恥ずかしい」と言いました。それを聞いた娘は、「私は日本人じゃない」と発言しました。

 娘が日本人ではないことは全員が知っていましたが、口に出した娘はその後長く、辛いいじめにあいました。道徳の教師でありながら自分の軽率な発言を訂正するでもなく、理由を述べるでもなく、それをきっかけに娘が辛い荷物を背負うことになりました。今でも娘は「大山」の地名を聞くと、涙を流さんばかりです。

 在日3世の義弟は学校の授業で、歴史だけでなく朝鮮・外国人・戦争・差別・部落(同和)などの言葉が出ただけで周囲の視線が自分を見ているのではないかとドキドキしたそうです。この新しい愛国心教育の取り組みと、外国人生徒に対する教師の充分でない配慮により、また新たな悲劇が生まれないよう願ってやみません。

(スーザン・メナデュー・チョン)

(2008.10.8 民団新聞)
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