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【済州道】「夢のようだ。今日のような日が必ず来るとは思っていたが、投票が終わった今も実感がない」。行政構造改編のための済州道住民投票が7月27日に実施され、済州道華僑協会の宋福臨会長(56・済州市)は生まれて初めて投票権を行使した。
昨年1月に制定された住民投票法により、韓国では「20歳以上の外国人で選挙人の名簿作成日現在、居住地に住所があり、出入局管理関係法令の規定によって永住の在留資格を持つ者」に対して住民投票権を付与した。今回の済州道の住民投票は、その初めてのケース。
台湾籍の宋会長は、「これで私も名実ともに済州道民の一員となった」と喜ぶ。同じく済州市の梁炳文さん(47歳)は、「日本が先進国で一流の国を自負するならば、在日韓国人に参政権を与えるべきだ」と結んだ。
今回の済州選挙の外国人有権者は114人(台湾国籍華僑111人、日本籍3人)。韓国には3万人程度の華僑がいるが、華僑社会はまるで中国最大の祝日、春節を迎えたかのように浮き立ち、どこも済州の住民投票が話題の中心になっているという。
(2005.08.13 民団新聞)
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