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「外国人会議」始まる 神戸市の国際化へ(03.6.4)
 【兵庫】神戸市の外国人コミュニティー関係団体の代表らで構成する「神戸市外国人市民会議」の初会合が5月27日、神戸市役所で開かれた。市政について外国籍住民から幅広く意見や提案を聞き、施策に反映していこうと市が設置した。

 委員の一人として民団兵庫県本部からは尹達世事務局長が推薦を受けた。このほか、神戸朝鮮初中級学校校長、神戸華僑総会常任理事、神戸外国倶楽部会長らの外国籍委員8人と日本人の学識経験者2人の計10人で構成している。

 市側は「外国籍の市民は参政権がなく意見が届きにくいので機会を作った」と表明。続いて出席代表がそれぞれの団体の性格や目的について説明した。

 このなかで尹事務局長は「日本語に不慣れな在日韓国人1世がかつては区役所の窓口で辛い体験を味わった。いまはベトナム、フイリピン国籍の新規渡日者が同じ問題で悩んでいる」と述べ、多言語で応対できる職員の配置を要請した。また、神戸華僑総会の藍璞国際部長からは、困りごとを抱えた外国人のための駆け込み寺ともいうべき「外国人の館」を設けたらどうかといった提案があった。

 市が外国人会議を設置したのは、94年の「市在住外国人問題懇話会」以来のこと。震災から10年を迎える05年1月には新しい「地域国際化基本指針」を策定することにしており、その骨格となる提言づくりを新しい外国人会議に期待している。

 外国人会議は常設。年4回のペースで開催し、04年12月には市長に報告書を提出する。

(2003.6.4 民団新聞)
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