「遠い異国の地でお会いすることができ感慨無量です。私たちが生きている間に実現できなくても、子孫のために繁栄の礎だけでも…」。演説はここで途切れ、会場は涙に包まれた。1964年12月10日、独デュースブルク市のハムボルン鉱山会社を訪れた朴正熙大統領が、韓国から派遣され、近代化に貢献した炭坑作業員や看護師ら600人に対して激励のあいさつを行った時のことだ。アジア・オリンピック評議会のシン・ヨンソク副会長(69)はこの歴史的な場所に、キム・ゲス博士(「坑夫記念館」名誉館長)と共同で演説記念碑を建てる計画だ。演説文を韓国語とドイツ語で記念碑に刻む。
(2010.9.15 民団新聞)
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