【ソウル】国務総理室が17日、忠清南道に造成された新行政都市、世宗特別自治市の政府世宗庁舎で正式に業務を開始した。国務総理室の移転は、さる14日から始まり、11月に2段階、12月に3段階の移転を行い、年内に完了する。 官庁移転は、02年9月、当時の民主党大統領候補だった故盧武鉉前大統領が公約として新行政首都の建設を発表してから10年越しとなる。 今年は国務総理室のほか、企画財政部、公正取引委員会、農林水産食品部、国土海洋部、環境部と租税審判院などの付属6機関が移転を終える。来年は6官庁と12の付属機関が、14年には4官庁と2機関が移転する予定だ。 世宗市への官庁移転は国土の均衡発展を象徴するとされてきた。世宗市は国土の中心に位置しており、過密化した首都圏の人口と機能が分散され地方発展に大きく貢献すると期待されている。 任鍾龍国務総理室長は、17日の移転式のあいさつで「きょうは我が国の国土均衡発展の大きな転機となる歴史的な日だ」と強調した。 (2012.9.26 民団新聞) |